やや景気は持ち直しているとは聞きますが地方はやっぱり厳しいままですね。
自営業者の皆さんにおかれましては日々の資金繰りに奔走されている方も多く、景気回復の実感が日本全国津々浦々まで広がるにはあとどのくらい時間が掛かるのだろう…と気が遠くなるような思いがします。
会社を維持するためにはとにかく資金繰りの健全性が大切になるわけですが、それも全てはスケジュール通りの入金があってこそです。
例え売上が立っていたとしても、現金商売でない限り実際の入金は早くて当月末。
通常は来月末というケースが多いでしょうし、相手によっては再来月末という事もあります。
入金のサイトは業界によってある程度は違うでしょうが、だいたいこのようなパターンになっている業界が多いようです。
売上の発生と入金されるタイミングに時間差がある場合、入金日にきちんとお金が入ってこなければ最悪事業資金がショートしてしまいます。
給料が未払いになったり、支払先に代金を払うことができなくなったり、発行した手形が不渡りになってしまうわけです。
このような事態は絶対に防がなければなりません。
売掛金をどうやって回収するかについて頭を悩ませなければならなくなります。
かなり長い期間取引が継続してある場合はお互いに信頼関係が構築されていますから、電話かメールでも一本入れればすぐに対応してもらえるかもしれません。
経理担当者がミスをするということも絶対に起こらないとは言えない事でしょう。
しかし、取引が始まって間もない相手だったり、取引が初めての相手だった場合は様子が変わってきます。
最悪の場合、相手が知らぬ存ぜぬを通すことも考えられるのです。
売掛金のような債権回収にはやはり弁護士などの法律家の助けが必要になります。
※債権回収で全額回収のために知っておきたい「預金差押え」のポイント
配達証明付きの内容証明を送付する事くらいまでは素人でも出来ますが、そこから先となると司法書士や弁護士でなければなかなか難しい手続きとなります。
売掛金や債権回収で困った時に、すぐに相談できる専門家を確保しておくことは会社を経営する上でとても大切なことなのです。
最終更新日 2025年7月7日