医学部受験の際、どのような予備校を選ぶかは、合否の結果に直結してきます。

いくら基礎学力があっても、そのポテンシャルを活かし、効率的に学習しなければ、厳しい競争を勝ち抜くことはできません。

まず、医学部の受験対策をするうえで、予備校の選択肢は大きく二つに分かれます。

一つ目は、大手予備校の医学部進学コース、もう一つは、医学部専門予備校です。

まず、前者には、例えば、河合塾や駿台、代々木ゼミナールといった大手予備校が挙げられます。

こちらで勧められる点は、実力のある講師陣と、歴史あるデータやその分析に基づいた模試などの教材です。

医学部受験に限らず、基礎的な学力全般を上げるためには、こちらが勧められます。

有名な参考書の著者である講師も大勢在籍しており、その指導力は合格実績にも裏付けされています。

模試の受験生も多く、結果の信憑性もかなり高く、テキストも長年の受験業界の傾向から重要な問題が厳選されており、幅広い学力を養うことができると思われます。

自分の金銭面や学力に合わせてコースを選ぶことができるため、経済的に厳しい場合でも比較的通いやすいというメリットもあります。

しかし、大手ということもあり、学生数が多いため、きめ細やかな指導やフォローを受けることはやや難しいように感じます。

授業を活かすかどうかも受験生自身がきちんと予習復習をしているか、によるところが大きいと思われます。

一方、後者である医学部受験専門予備校は、少人数クラスを掲げているところが多く、個別カリキュラムやきめ細やかなサポートが特徴的です。

勉強の仕方のアドバイスや、個人のレベルにあった教材の選択などで、より自分のレベルに合わせた効率的な学習がしやすいものとなります。

医学部受験に特化した、例えば学費、大学個別の試験傾向、再受験生に有利かどうかといった具体的な情報量にもメリットがあります。

しかし、学費は大手に比べると格段に高く、年間400万円以上かかることも少なくはありません。

また、小規模の予備校の場合は、過去の合格実績にも幅があります。

これらを踏まえて、自分に合った予備校を選択してください。

出典:富士学院 東京

最終更新日 2025年7月7日